音楽

zabadak – はちみつ白書

暑さがほんの少し和らいできたこの季節。ふと聴きたくなったのは、ポップで幻想的な世界。今回ご紹介したいのは、ZABADAK「はちみつ白書」。

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曲目

01.100 AKER WOOD
02.CHRISTOPHER ROBIN
03.MERRY GO ROUND みたいな君
04.北極を探しに
05.かえりみち
06.はねっかえりのTIGGR
07.COTTLESTON PIE
08.太陽は眠っている
09.悲しい夢なんか見ない
10.HARP & PIPE
11.永遠の森
12.世界中の悲しみがいっぺんに

全12曲44分。

ポップな物悲しさ

私は自分で曲を作る際、意識しないと3拍子のものばかりになってしまいます。どうやら、私の根底に流れているテンポのはワルツや民謡のようなそれらしいです。そんなわけで、気付くと聴く曲も3拍子のものが多くなっていたり。

3拍子の音楽も数多ありますが、その中でも特に好きなのがZABADAKが作る曲群。北欧テイストが強く、極めて透明感の高い楽曲を作る事にかけてはピカイチです。

そんな彼らのアルバムの中でこの時期に聞きたくなるのが、この「はちみつ白書」。アルバム名や各曲のタイトルからして分かるより、くまのプーさんをイメージしたコンセプトアルバムです。

色々と書く前に、是非一曲聴いて下さい。

(・∀・)イイ!!

上記の楽曲もそうですが、アルバム全体の印象は「ポップな物悲しさがすごい」。

上で挙げた「北極を探しに」の中だと、

君が決めた北極
だけど今の僕には見えない
ウソじゃなくて
もっと遠くへ行こう

3曲め「Merry Go Round みたいな君」だと

Merry Go Round みたいな君
とてもきれいだけど
いつも僕は追いかけてそして目が覚める

こういう感じで、どこか一歩引いたような、どこかへ行ってしまう(しまった)ものへの虚無感が時に煽情的なギターとともに表現されているような気がするのです。曲のタイトルにも、具体的には9曲目と12曲目についてはダイレクトに「悲」という文字が入っていますね。そうした移ろいゆくものは、時に幻想的な感覚を伴うもの。ただ虚しさを感じるだけでなく、その感情を儚さに昇華されラックにコレクションがまた一つ増えるのです。

秋の入口に差し掛かったこの時期は、過ぎ去っていってしまった様々な物事に対して感傷的になってしまいます。このアルバムを聴きたくなるのも、そうした物悲しさをどこかで感じているからかもしれません。そして、その感情を濾過するために音楽を聴いているのかもしれません。

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さいごに(雑記)

このアルバムでボーカルは高井萌という方がフィーチャリングされており、半数の曲に参加されています。中音域豊かな声質で、吉良さんのコーラスとも相性抜群です。しかし、これ以後のアルバムには参加されていないようなので、とても残念です…

ちなみに、同作品のレビューを探していたら、アルバムについてを深くまで理解・考察されている御方のエントリーに行き当たりました。こういうレビューを書けるようになりたい…!皆様も是非読んでみて下さい。

はちみつ白書

それにしても、中心メンバーの吉良知彦氏が亡くなってからもう1年以上経過しているんですね。
過ぎる季節のはやいことよ…。
その吉良さんが亡くなる前に製作していた曲に、オリジナルメンバーの上野洋子氏が編曲を施した楽曲が「魔法使いの嫁」というアニメのEDに採用されるとのこと。楽しみです。

はちみつ白書
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ABOUT ME
Masayuki Takamura
多趣味なリーマン。音楽・ゲーム・旅行等を中心に、興味を持った事柄について取り上げていきます。