音楽

TM NETWORKのおすすめアルバム5選!

私はTM NETWORKというアルバムが大好きです。本当に大好きです。

TM NETWORKは小室哲哉・宇都宮隆・木根尚登の3人で構成される、いわゆる歌謡曲全盛期であった80年代当時の日本の音楽シーンに新風を吹き込んだバンドです。

メンバーの個人活動も盛んですが、特にキーボードの小室哲哉は、1990年代半ばにプロデューサーとしてJ-POPシーンを席巻したことでも知られています。その当時を生きていた人たちで名前を知らない人はいないのではないでしょうか。

そんなTM NETWORKですが、活動歴が30年を超えて多くの楽曲をリリースしているため、今から聴こうとすると「Get Wild以外の作品が分からない!」「どこから聴けばいいんだ!?」となってしまっている方も多いのではないかと思います。

そんな方のために、これは聴いておけ!というオリジナルアルバムを幾つかピックアップしてみました。少しでも入門の取っ掛かりがなくなれば幸いです。基本的に捨て曲がないので、アルバム全部丸ごと聴いてくださいね!

それでは、TM NETWORKのおすすめアルバムのご紹介です!

1.SELF CONTROL

1987年2月リリースのTM NETWORKの4thアルバムです。

全体的にあまり癖が強くない楽曲ばかりなので初心者にも聴きやすいかなと思い、一番最初に紹介させてもらいました。

前半にアッパーな楽曲、後半は落ち着き気味の優しい楽曲が並んでおり、メリハリのついた構成になっており聴いてて飽きません。

続く『humansystem』と『CAROL -A DAY IN A GIRL’S LIFE-』でセールス的に大きく伸長する直前の、爆発力を持った楽曲が揃う傑作です。

『SELF CONTROL』おすすめ曲

Self Control (方舟に曳かれて)

アルバムタイトル曲。シングルカットもされており、そのシングルがスマッシュヒットとなりました。

この『SELF CONTROL』の次のシングルが、TM NETWORKの代表作『Get Wild』です。

Here, There & Everywhere (冬の神話)

キラキラしたポップス。ファンタジー感が強く、TM NETWORKらしい楽曲でこのアルバムの中でもオススメの楽曲です。

他の個人的なオススメは以下です。

  1. Maria Club (百億の夜とクレオパトラの孤独)
  2. Don’t Let Me Cry (一千一秒物語)
  3. All-Right All-Night (No Tears No Blood)
  4. Fool On The Planet (青く揺れる惑星に立って)

2.humansystem

1987年11月リリースの5thアルバム。

楽曲のパワーバランスが均等で、アルバム全体で1つの作品という趣の強い作品です。

個人的にはTM NETWORKが完成したアルバム、一つの到達点だと思っています。

アルバム単位での完成度がめちゃくちゃ高いことから、どの楽曲がというのが正直難しく、アルバム『humansystem』がおすすめ全部聴いてね!というノリです。

とはえ、楽曲単位でも素晴らしい作品が沢山収録されているので、以下ご紹介です↓

『humansystem』おすすめ曲

humansystem

動画は2分20秒頃〜。

アルバムタイトル曲。イントロのトルコ行進曲が印象的です。

出会えるようで出会えない、今ある出会いは本当に奇跡なんだなと思わされる楽曲です。

Resistance

ベースとドラムのフレーズがやたら耳に残ります。

疲れた時に聴くと優しく寄り添いつつ気合を入れてくれる、不思議なパワフル曲です。

他の個人的おすすめは、以下の通り。

  1. CHILDREN OF THE NEW CENTURY
  2. BE TOGETHER
  3. TELEPHONE LINE
  4. FALLIN’ ANGEL

3.EXPO

1991年リリースのTMNとして2枚目のアルバム。(TM NETWORKから通算すると8thアルバム)

この頃流行りだったハウスの要素も取り入れた、実験的な楽曲が並んだアルバムです。

テクノロジーの進歩により音の質感は2010年代のものと遜色ないレベルになっており、今から聴くぞ!って人にも違和感なく入る事が出来るのではないでしょうか。

やりたい事を片っ端からやったという印象を受けますが、1曲1曲がしっかりしているため、アルバム全体としても非常に纏まっています。

この『EXPO』を最後に一旦活動停止してしまったTMですが、このアルバムの実験性と完成度を鑑みると、非常に勿体なかったと思えて仕方がありません。

脂の乗り切ったTMで、もっとやりたい放題やってほしかったです。

『EXPO』おすすめ曲

We Love The Earth

ひたすらに優しいメロディ、歌詞、コーラス。

溢れるファンタジー感。

TM NETWORKの楽曲で一番大好きな曲です。

Love Train

4つ打ちのクラブ向けサウンドという趣で、CMともタイアップしていたそうなのでメロディを耳にしたことをある方も多いのではないでしょうか。

いきなりサビから入る構成の先駆けみたいな曲です。

他の個人的おすすめは、以下の通り。

  1. Just Like Paradise
  2. Jean Was Lonely
  3. Crazy For You
  4. あの夏を忘れない

4.CAROL -A DAY IN THE GIRL’S LIFE-

1988年リリースの6thアルバム。アルバム全体で1つの物語になっているコンセプト・アルバムです。

このアルバム起点でアニメや小説等の横展開も行われた、いわゆるメディアミックス作品のはしりのようなアルバムです。

全体をまとめて聴くことで深みが出るアルバムであり、かつApple Musicのような音源だけ聴く状況だとストーリーがわかりにくいので、是非歌詞カードを手に入れて解説を読んでみてください。

ちなみに、この『CAROL -A DAY IN THE GIRL’S LIFE 1991-』がTM NETWORKの作品中で最も売れたアルバムらしいです。(参考:https://www.oricon.co.jp/prof/24234/rank/album/

『CAROL -A DAY IN THE GIRL’S LIFE-』おすすめ曲

Still Love Her (失われた光景)

アルバムの最終曲。

この切ないながらも優しさに包まれていくような雰囲気、本当に大好きでおすすめです。

木根尚登のソロハーモニカも聴きどころのひとつです。

アニメ『CITY HUNTER』のエンディング曲でもあります。

BEYOND THE TIME

宇宙とヒューマニズムがテーマの幻想的な1曲。

「BEYOND THE TIME」はアニメ映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主題歌なので、そこで知ったって方も多いのではないでしょうか。

映像は2013年のライヴのものですが、かなりアルバム準拠のアレンジが施されています。

他の個人的おすすめは、以下の通り。

  1. A DAY IN THE GIRL’S LIFE(永遠の一瞬)
  2. JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
  3. IN THE FOREST (君の声が聞こえる)
  4. COME ON EVERYBODY

5.RAINBOW RAINBOW

1984年リリースのメジャー1作目。

以下でも取り上げている『金曜日のライオン』における中盤の急激な転調等、その後の小室哲哉作品で多用される手法も盛り沢山。

TM NETWORK及びメンバーのその後の活動における原点を感じる事が出来るアルバムです。

『RAINBOW RAINBOW』おすすめ曲

金曜日のライオン (Take it to the lucky)

 

メジャーデビューシングル。この曲がデビューシングルとは渋すぎ…と思ってしまうことも少しありますが、ちょっとアレンジを加えると途端にかっこよくなるのが凄いところ。

木根尚登が怪しい東洋人扱いされていてしっかり表に出てこないので、小室哲哉+宇都宮隆のユニットみたいなPVになっています。

RAINBOW RAINBOW

かなりアレンジが施されていますが、浮遊感のある雰囲気は原曲と似たものを感じます。

他の個人的おすすめ楽曲は以下の通り。

  1. カリビアーナ・ハイ
  2. 1/2の助走 (Just for you and me)
  3. 1974 (16光年の訪問者)
  4. パノラマジック(アストロノーツの悲劇)

まとめ

TM NETWORKのおすすめアルバムを5枚選んでみました。

昔から活動されているアーティストの作品を探す際にありがちな取っ掛かりの悪さが少しでも無くなれば幸いです。

TM NETWORKがJ-POPシーンに与えた影響は計り知れませんが、私はそれ以上に彼らの作った楽曲にどことなく溢れる優しさが、本当に大好きなのです。

より沢山の人に、TM NETWORKの作品が届けばいいなと思っています。

色んな事情で小室哲哉が音楽業から引退し、現在TM NETWORKは活動停止状態になってしまっているのが本当に残念で仕方ありません。またいつか、彼らの奏でる音楽が聴けることを、切に望んでいます。

それでは!

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もいもい
多趣味なリーマン。音楽・ゲーム・旅行等を中心に、興味を持った事柄について取り上げていきます。