今回は、Windows向けアプリをMac上で動作させる『Wine』というアプリケーションのご紹介です。『Wine』のダウンロード・インストール・使用方法についてまとめました。
MacでWindows向けアプリを使いたい!という方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は是非この『Wine』を使ってみて下さい。
なお、当記事は執筆時点の最新バージョンである「Wine 4.0」をベースに記載しています。
『Wine』って何?
まずは『Wine』の簡単なご説明を。
『Wine』とは、LinuxやmacOS、BSD上でWindowsアプリケーションを動作させる事を目的に開発が行われているオープンソースソフトウェアです。
『Wine』の語源は「Wine Is Not an Emulator」の略とのことですが、その通りWineはエミュレーターではなくWindows APIを変換してアプリケーションを動作させる設計になっており、仮想マシン上でエミュレートするよりは安定した動作を実現できるようになっているそうです。
勿論、あくまでWindows API経由で動かす為、完全にWindowsと同じように動作するとは限りませんが、Wine上でWindows Officeも動作させる事に成功しているようなので、かなりのWindowsアプリケーションを動作させる事が出来るのではないでしょうか。
という事で、Macでも使いたいWindowsアプリケーションがある方は、以下にWineのインストール方法をまとめておりますので、是非一度『Wine』を試してみて下さい。
Wineのインストール方法
それでは、Wineのインストール方法のご紹介です。
XQuatzをインストールする
まず、XQuatzというアプリケーションをインストールします。
XQuatzとは、UnixベースのOSやOpenVMSのGUIを構築する際に利用されていたプロコトルらしいです。昔はMacにもデフォルトでインストールされていたようですが、最近は自分でインストールしなければいけません。XQuartzについて詳しくお知りになりたい方はWikipedia等をご参照下さい。
気を取り直して、XQuartzをインストールしていきましょう!
XQuartzのトップページにアクセスするとdmgファイルがあるので、そちらをクリックしてダウンロードして下さい。

dmgファイルをマウントするとpkgファイルが出てくるので、ダブルクリックしインストーラを起動して下さい。

インストーラーが起動したら、「続ける」をクリック。

続く、大切な情報および使用許諾契約は内容を確認頂き、「続ける」をクリック。
使用許諾契約で「続ける」をクリックすると、条件に同意するかどうか尋ねられるので、内容確認の上で「同意する」をクリック。

その後はインストールに進みます。Macのユーザアカウントにパスワードを設定している場合、パスワードの入力を求められるので入力して進めて下さい。
そしてインストールが進行ししばらくすると、私の場合は以下のようにアプリケーションの動作を許可するか選択させられました。OKをクリック。

その次に、「You will need to log out and log back in to make XQuartz your default X11 server.」と案内が出ます。これは「インストール完了したら一旦ログアウトしてもう一回ログインしてしてくれよな!」って意味なので、なにかヤバイ案内ではありませんのでご安心を。インストールが完了したらMacを再起動すればOKです。

そしてインストールが完了します。Macを再起動しましょう。

Wineをインストールする
XQuartzをインストールできたら、いよいよWineのインストールに移ります。
Wineのダウンロードページからインストール用pkgファイルをダウンロードしましょう。
動作安定版の「Installer for “Wine Stable”」をダウンロードすることをオススメします。

インストーラーを起動し、「次へ」をクリック。

次に64bit版アプリケーションを動かすオプションを付けるかどうか確認されますので、チェックを入れて下さい。最近は64bit版アプリケーションが主流かと思いますのでこちらはチェックをオススメします。

あとは画面の指示通りにインストールを進めて下さい。

これでWineのインストールは完了です!
Wineの使用方法
さて、Wineの準備もできましたし、何かしらWindowsアプリケーションを動作させがてら使用方法のご紹介です。
今回は私が昔使っていたテキストエディタ「Mery」を起動してみます。
起動する際はexeファイルを右クリックし、「このアプリケーションで開く」からWineを指定して下さい。今回はWine Stableをインストールしたため、『Wine Stable』という項目が右クリックメニュー内に表示されるはずです。
初めてWineを起動する際には諸々のソフトウェアをインストールしなければいけない場合がありますので、どんどんインストールしていきましょう。

そして各種インストールが終われば、指定したWindowsアプリケーションが起動するはずです。
私の場合、Meryはしっかりと起動してくれました。

こういった感じで、Mac上で動作させたいWindowsアプリケーションを色々試してみて下さい!
まとめ
今回は、WindowsアプリケーションをMac上で動作させるアプリ『Wine』のご紹介でした。
Macを使っていても、Windows向けにしかリリースされていないアプリケーションを使いたくなる事もあるかと思いますので、そんなときには是非Wineを利用してみて下さい。
それでは!